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会社でボランティアスタッフとして働くことは可能なのか?

神谷 政志
神谷 政志
2013年9月27日
前回の記事(無償のインターンシップは何が問題なのでしょうか?)では、インターンシップという名目で最低賃金に満たない報酬で労働をしてもらうことは違法であるという話がありました。

ボランティア

では、会社でボランティアスタッフとして働くことはいけないことなのでしょうか?


会社でボランティアスタッフとして働くことは可能なのか?の回答

私は学生のときに、研修会社でボランティアスタッフとして働いていた。

内容としては、研修・セミナーの企画運営を手伝う代わりに、無料で研修・セミナーに参加でき、無料で講師からアドバイスをもらえるというもの。

その会社では多くの学生ボランティアスタッフが無償で働いており、私は、その会社が開催する就活セミナーに参加した際に勧誘を受けて、そのままボランティアスタッフになることにしたのである。そのときの講師(社長)やボランティア仲間のアドバイスによって、大苦戦していた面接で突破口が見えて内定をもらうことができた。

個人的に、この活動は自分とって有意義であったが、はたして法的にはOKなのだろうか?学生側から「ボランティアでいいので働かせてください!」というお願いは可能なのか?

また、こんな話も聞いたことがある。

起業には興味があるが、現在勤めている会社を辞めるほどの勇気はない。なので、週末の夜にボランティアとして集まって新規事業立ち上げの手伝いをした。とても良い経験が出来た、と。

学生でも、社会人でも、ボランティアとして働くことは難しいのだろうか?社会保険労務士の事務所に伺って聞いた話をお伝えしたい。


本業でボランティアは活用できない

聞いた話によると、

企業がボランティアスタッフを募集するということは基本的にはないということだ。企業のCSR活動など、本業とは別の社会奉仕活動・収益を生み出さない活動に関わる人をボランティアとして募集することはできる。

しかし、業として行っていること、収益を生み出す活動に関わることはボランティアにはならない。労働扱いになる。業として行っていないものというのは、例えば学園祭の出店がそれにあたる。一時的なものであれば、雇用関係を結ばなくても良い。学園祭の出店の売上をスタッフでも分けても問題ない。

ということで、興味がある会社に対して「ボランティアとして働かせてください」と言うのは難しい。冒頭の研修会社の場合、本業は企業に対する研修の提供で、学生個人への就活セミナーはボランティアで取り組んでいる。収益を上げていないということであればボランティアスタッフの活用は可能な場合もありそうである。

しかし、労働には正当な対価を払うことが原則であることに変わらない。成長したい、企業で働いてみたい、と思う学生は多い。そんな学生の中には、経験させてもらえるなら、働かせてもらえるなら、最低賃金未満でも構わないと思っている人も多い。

実際に、学生のときの私はそうであったし、成長意欲の高い友人もそうであった。私が日々出会う学生の中にもそういう学生は一定数いる。そんな学生の気持ちを利用するのではなく、その気持ちを理解しつつも、しっかりと正当な賃金を払うというのが、使用者、会社、社会人の対応として正しいのではないだろうか。

法律が厳しすぎる、現在の学生のニーズを把握していない、といえなくもないが、歴史を振り返れば、正当な賃金を払うのが妥当なのであろう。

この記事を書いた人
神谷 政志
神谷 政志

新卒一期生として株式会社ジョブウェブに入社。営業部リーダー、マーケティング部門の立ち上げ責任者、採用支援事業部長として企業の新卒採用支援・学生の就職活動支援に5年間携わる。その後、有給インターンシップ事業、海外インターンシップ事業、海外研修事業など新規事業の立ち上げ責任者を務め、アジア(東、東南、南)、中東、東アフリカ、北中米にビジネスを展開する。
現在は独立し、日本人の海外就職、外国人インターンシップ、外国人採用などのサポート、英語によるビジネス研修などを実施している。渡航経験は20カ国。

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