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学生から支持されるインターンシップ事例(ノバルティス ファーマ株式会社)

Jobweb編集部
Jobweb編集部
2013年10月9日
「本当に学生の成長に繋がるインターンシップを広めたい。」

この思いのもと、ジョブウェブでは学生の皆様から好評のインターンシップに関しまして、主催企業5社のご担当者様にインタビューさせていただくという企画を実施致しました。

本インタビュー記事は2013年春に、就職サイトジョブウェブ上で公開された内容です。記事を一読頂ければ、インターンに人気が出たのは運や偶然ではなく、必然であったことが分かります。ぜひ、インターンシップの企画・設計・運用にご活用下さい。

5社目はノバルティス ファーマ株式会社。


スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアの世界的リーディングカンパニー、「ノバルティス ファーマ」。「現場を知ってこそ本当のマーケティングができる」をコンセプトとした同社のインターンシップは、「マーケティング戦略立案課題」と「現場のビジネス体感」により「理論と実践」の両方を理解できる内容となっています。また「学生が成長できるプログラム」にとことんこだわり、とにかくフィードバックに力を入れている点も特徴的。社員からの厳しくも愛のあるフィードバックは、学生にとってきっと貴重な体験となることでしょう。



マーケティングの理論と実践を体感

Q:昨シーズンのインターンシップについて教えてください。

当社のインターンシップは大きく2つのフェーズに分かれています。まず「選考会」という形で1DAYインターンを実施しました。こちらは70名程にご参加いただきました。そして、そこで選ばれた15名の方に、東京で3日間のインターンシップに取り組んでもらいました。

「選考会」では、マーケティングの戦略立案に取り組んでいただきました。製薬業界ではどのようなマーケティングができるのかを学生に体感してもらうという内容です。資料は実際に我々が使っているデータを提示します。医薬品のマーケットでどういった情報、どういった患者さんの方がいるか等を提示して、学生にマーケティングプランを考えてもらいました。

製薬のマーケティングは他業界とは異なる独特さがあります。例えばマーケティングの4P(製品:Product、価格:Price、流通:Place、プロモーション:Promotion) が使えないというのが特徴的です。

価格を変動せずに、どのようにマーケティングプランを立案するのか。そういった世の中の教科書にないフレームワークが沢山出てくる。それが製薬のマーケティングです。その独特さと面白みを体感してもらいたいと考えました。

そして東京での3日間のインターンシップは「現場を見る」ということで、2日目に第一線で活躍するMRに一日中、同行してもらいます。初日はその準備で、マナー研修や医薬品研修、営業戦略・ターゲティング戦略についてのグループワーク等を行います。


「現場を知ってこそ、本当のマーケティングができる。」

Q:インターンシップの目的と、インターンシップを通じて学生に伝えたかったことを教えてください。

一番の目的は、「今まで出会えていなかった方にお会いしたい」ということでした。

当社が属する製薬業界はどうしても、薬学系以外の学生にとっては知名度が低い業界だと思います。そこでインターンシップを通じて、製薬業界に興味がなくとも、会社の経営というものに興味がある方や会社を引っ張っていく気概のある方・・・そういった方々と出会いたいという思いがありました。

このインターンシップで学生の皆さんに特にお伝えしたかったのは、「マーケティングは、現場を知らなければ始まらない」ということです。そのため、まず1DAYの戦略立案課題でプランニングし、MR同行を含めた3日間のインターンシップでアクションをするというプログラムにしました。実際のビジネス現場を生で見て、自分が立てたプランについてもう一度考える。その経験を通じて「プランニングだけでなく現場を知ってこそ、エンドユーザーの気持ちが分かってこそ、本当のマーケティングができる」ということを体感して欲しいと考えました。

加えて製薬業界における当社の存在意義と、社員がどんな目的を持って働いているのかを肌で感じてもらいたいと思いました。

また、「色々な人の考えがある」ということを学んでほしいという思いもありました。 学生時代はどうしても、身近な仲間や仲のいい人ばかりに接しがちですよね。その「居心地の良い」枠を超えて色々な社会人と接することで、自分の視野の狭さや考えの幅の狭さにまず気づいて欲しいです。それを経て、皆さんが成長できるきっかけとなればと思います。

実際に1日目と3日目では、顔つきが変わってくる方もいらっしゃいます。3日間の中でマナー研修のVTRやMRの同行を通じて、社会人と学生の違いや、今までの自分のマナーの至らなさ等の気づきがあり、変わっていく方が多い印象です。


「忘れられない3日間にしよう。」学生が本当に成長できるプログラムを追求
Q:インターンシップ実施にあたり、こだわった点や工夫した点を教えてください。

最も大事にしたのは、「『会社がしたいこと』ではなく、『学生が本当に成長できること』をしよう」ということです。プログラムを立てる際も、とにかく「学生が本当に成長するために必要なことは何か」を念頭に置きました。

このインターンシップの企画にあたって、私達は「忘れられない3日間にしよう」という合言葉を掲げていました。ではどうすれば学生にそう思ってもらえるか。それを考えた時に、学生が「この3日間があったからこそ成長できた!」と実感を持てるようにすることが大切だと思い至りました。そしてそのようなプログラムを実現するためには、会社軸ではなくとことん学生軸に立って企画をしなければと思ったのです。この3日間が参加者の皆さんの成長のきっかけになってくれたのなら、とても嬉しく思います。

またもう一つ、やはりインターンシップであるからには、「現場のリアルを感じる」という点にもこだわらねばと考えました。医療マーケットの本質は現場、すなわちドクターや患者さんにあるという点を見て欲しいと思いました。

なおこのインターンシップでは「色々な社会人の考え方に接して欲しい」という思いから、多くの現場社員に協力してもらいました。選考会に関しては、当社にNJA(Novartis Job Adventure)という、他部門の業務を体験できる制度があるのですが、その制度を利用し人事・採用グループの仕事体験を希望する社員を募り、その中から特に成果を出していて、採用への興味が強い社員に協力を依頼しています。

皆、自ら手を上げて参加しているので、新卒採用や学生と向き合うことに興味があり、モチベーション高く真剣に学生へのフィードバックに取り組んでくれました。

そしてMR同行のインターンシップに関しては、営業部長に優秀な若手のMRを推薦してもらい、その方に依頼をしました。やはり他のインターンシップも合わせて総勢60名程のMRに依頼をすることになるので、繁忙期と重ならないように、気をつけています。

ただ、協力してくれた社員からは学生と関わることでモチベーションが上がった・刺激を受けた等のフィードバックをもらっており、MRにとってもこのインターンシップは良い機会になっていると思います。また学生には医療機関への訪問に同行してもらいますが、先生の中にはこういった取り組みに興味を持ち、積極的に学生に話しかけてくださる方もいるようです。新入社員ではなく学生がMRに同行しているというケースはなかなかないので、先生方にとっても新鮮なのだと思いますね。


成長の為に、厳しくも愛情あるフィードバックを
Q:インターンシップ実施にあたり苦労したこと・大変だったことはありますか?

学生へのフィードバックです。

今回は「成長」というテーマで実施していますので、フィードバックに力を入れましたが、時にはその学生にとって嫌な事、つらいこともしっかりとフィードバックしていかなければと思っています。その伝え方は結構考えましたね。厳しくするからには、しっかりと学生の様子をみている必要がありますし、信頼関係をしっかり築かなければと思います。

例えば挨拶、マナー、時間管理。これらは社会人の基礎です。これらを疎かにしていると、どんなに優秀であっても社会では通用しないということはかなり強く伝えています。厳しい事も今のうちに言っておかないと、後々、就職活動の時や社会人になってから苦労することになりますよね。そんなことにはなって欲しくありません。できるだけ本人が成長できるように常に考え、言うべきことは言う、という点は力を入れました。また改善点だけではなく、学生が自分の強みに気づけるよう、グループワークの際には「良い点」を意識的にフィードバックするようにしました。

フィードバックを通じて成長できる方の特徴として、「素直さ」と、「自分を成長させたい・変えたい」という思いがあるかどうかが大きいと思います。そういう方はフィードバックを活かして変わりやすい印象があります。

インターンシップに来ている学生はとても優秀で、マーケティング等について勉強してきている方が多いのですが、こうしたフィードバックを受け、MR同行で現場のリアルを体感することで、最終日では表情や考えが変わっている方もいらっしゃいます。


社員のモチベーションの源は「学生の成長の瞬間」Qインターンシップを振り返って最も良かったと思うこと・今後に向けての意気込みについて教えて下さい。

「学生の成長」をテーマとしていますので、参加してくれた皆さんが成長していく様子を見ることができたのは嬉しいですね。昨シーズンは最終日に、参加者全員に4Sシートという「現在の状況・成功像・課題・解決策」を考えるシートを作成し発表してもらいました。

その後、1月にインターンシップ参加者に「VISIONを描く」場をセッティングしたのですが、その際に学生から、4Sシートで決めた事をしっかり実践していて、「実際に行動が変わった」といった報告を聞いた時は嬉しかったです。このインターンシップを実施して良かったと思いました。

今シーズンも早期から動いている成長志向の高い方に参加してもらい、学生の皆さんと当社がお互いに成長できるインターンシップにしたいと思います。今年も学生軸に立って一つ一つのプログラムを見直し、変えるべきところがあれば、ブラッシュアップしていきたいと考えています。より進化していかなければという思いがあるので、振り返りをして、精度をしっかり高めていきたいですね。


自分の強みを理解し、自ら正解を創り出す。それが社会人の醍醐味Q:ありがとうございました。最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。

皆さんには是非「チャレンジしてほしい」と思っています。それは、自分に対するチャレンジもそうですし、今まで知らなかった世界に対するチャレンジということでもあります。また当社は、「多様性」をすごく大事にしています。

学生の皆さんには、その「多様性」の中で自分の強みは何かを理解し、自分の強みを活かすために、どうすればいいのかを徹底的に考えてほしいと思います。

あとは、枠にはまらずに「自ら正解を創っていける人」と一緒に働きたいですね。自分で正解を出すためには、自分の強みを理解することが必要になってくるのではと思います。自分の中で「これなら誰にも負けない」というものがあれば、自分なりの正解が出せるはずです。

「優秀な人」というと「テストができる」「いい大学に行っている」といったイメージがあるかもしれませんが、それは「既存の答えを知っている」ということに過ぎません。 社会に出ると、それだけではなく「何もない状態から自分の考えを形にすること」が求められますし、それこそが社会人の面白みでもあります。

「答えを探すのではなく、答えを創り出す」という姿勢を是非、大切にして下さい。


この記事を書いた人
Jobweb編集部
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