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ベトナム人採用の秘訣Vol.4 国民性から学ぶ、ベトナム人採用の留意点

Ho Hai Yen
Ho Hai Yen
2013年10月22日
tora1_kiku

前回のコラムでは、「ベトナム人を採用するメリットとは?」についてお話しました。


しかし、ベトナム人を採用することがゴールとなっており、採用後のケアができていないケースが多いように思われます。
私はベトナム人を採用した企業さまとお話させて頂く機会がありますが、
多くの企業が、日本人と同じ育成方法をとっており、上手くいっていない場合があるようです。

理由のひとつとして、日本人の採用担当の方が、 ベトナムそしてベトナム人の歴史や国民性、
商慣習について十分な理解ができていないことがあげられます。

「なぜ彼らがそのような行動をとったのか」

これを理解する為には、その背景を知ることが最も効果的です。

アジアの国であるベトナムは日本と似ているところが多いように思われがちですが、環境・歴史・文化が異なるため、「違い」を認めることが今後の育成のカギであります。

よって、「ベトナム人の国民性」を真に理解し、採用の段階から一緒に仕事をするところまで、どのようにモチベーションをあげていくべきなのかなど、事前に知っておいた方がお互いにハッピーな職場がつくれると考えています。 

では、ベトナム人を採用する際の留意点はなんでしょうか。
具体的にみてみましょう。

仕事を始める前に、働く理由を明確にする

tora1_kiku

何か物事を進める際、人はその背景や目的を理解していると、モチベーションが上がり、能力を発揮します。
同じ民族である日本人であれば、ビジネスマナーや日本の商慣習は自ずと文化や背景を理解しているかもしれませんが、ベトナム人の場合は違います。

働くとは何か、ビジネスマナーの背景や目的をきちんと伝える必要があります。もちろん上司の指導の通りに行動しますが、根本や背景を理解しないままではモチベーションが維持出来ず、あまり高い成果は得られないという場合が多く見られます。

こういったことは、私も経験したことがあります。
日本に留学していた際、私は飲食店でアルバイトをしていました。私がこのアルバイトで最初に驚いたのが、店長から『大きい声で「いらっしゃいませ」と言いなさいと指示されたことでした。ベトナムでは、お店で大きい声を出すことはとても恥ずかしいと考えられているため、私は最初にあまり声を出せなかったのです。

最初に、理由として「日本の文化ではお客さんを喜ばせるために大きな声でお迎えする」と詳しく説明して頂けたのであれば、すぐに納得し、努力したかもしれません。

もうひとつ例を紹介します。
これは、タイやインドネシアでも同じ文化なのですが、
ベトナムでは人前で怒ることは恥だと思われています。怒りで我をなくしている、我々はそう思うのです。

このように、日本で当たり前であってもベトナム人にとっては当たり前のことではないケースがたくさんあります。日本企業に入社したからといって、ベトナム人が日本人の習慣や礼儀を全て理解する訳ではありません。
よって、受け入れ側は、ベトナム人の仕事を捉えるスピードを速める為にも、背景や目的を意識しながら伝える事が重要です。

ベトナム人スタッフを教育すると共に育てる側も日々進化をすること

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勉強熱心で頭のよいベトナム人を教育するため、教える側にも実力が要求されるだけでなく、努力をし続ける必要があります。
なぜなら、ベトナム人は、指導者には自分より高い教養を求める傾向があるからです。教える側は絶えず新しい情報や知識を与え続けることが必要です。

ベトナム人は吸収力が早いため、新しい目標を次々に設定することが効果的だと言われています。よって、教える側が知識をレベルアップさせなければ、ベトナム人スタッフが付いてきてくれないという事態になってしまうのです。

プライドが高いという国民性に適している接し方をすること

tora1_kiku

日本では戦争が遠い過去のことになっていますが、ベトナムでは終戦後、まだ40年ほどしか経っていません。戦争でアメリカに勝ったことにより、ベトナム人のプライドはかなり高い傾向があります。

例えば、社内において人前で叱られたりしたら、落ち込んでしまい、会社をすぐ辞めてしまうということも充分に考えられます。仕事上の注意であっても、個別で話してもらいたいと思っている傾向があるのです。何か問題が起こったとき、他のスタッフの前で注意するのではなく、ゆっくりと個別に話すことが必要と言えます。

また、信頼が低い人に対して、ベトナム人は本音を話しません。逆に、良い信頼関係が築けた相手に対しては、なんでも話してくれるため、問題解決も簡単になると思います。

前回お伝えしたベトナム人採用のメリットをより成果に結びつける為に、
是非、上記のことを実践して頂ければと思います。
ベトナム人社員と良い関係性を築く第一歩となり、心を開いて、仕事を長く続けてくれるはずです。こういったベトナム人の国民性を理解し、それに応じた接し方を心得ておくことは、ベトナム人採用を成功に導く第一歩になることでしょう。

私はベトナム人社員への研修にも携わっておりますので、
何かお困りのことがございましたら、是非下記までお問い合せ頂ければと思います。

関連コラムはこちら
【ベトナム人採用の秘訣vol.1】ベトナム人留学生が日本に来る「本当のところ」とは? 

この記事を書いた人
Ho Hai Yen
Ho Hai Yen

株式会社HRインスティテュート

ホーチミン市人文社会科学大学日本学科卒。
<職歴・前職での専門分野>日系ガラスメーカー勤務の後、東京福祉大学社会福祉学科に2年間留学。帰国後、国内のソフトウェア会社にて通訳業務に従事。2009年〜HRIベトナムの立ち上げに参画。担当分野は通訳・翻訳、各種研修ツアーコーディネート、研修プログラム開発。
2013年6月 HR インスティテュート赴任(日本)。<主な担当実績、分野>ベトナム人への就職支援。日本企業へのベトナム進出支援。日本人向けのベトナムでの研修ツアー企画。

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