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「ベトナム・ダナン」オフショアのすゝめ(2)~オフショア進出のカタチ~

清宮 ユミ
清宮 ユミ
2014年1月23日

◆ オフショア開発拠点としてのダナン

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ダナン=ITと言ってもまだピンと来ないかもしれません。

オフショア開発といえば、インドや中国。

しかし、これら地域での人件費高騰に伴い、最近では徐々にベトナムも
オフショア開発拠点として注目されつつあります。

ベトナム政府も、そんな流れを汲み、外資系企業がIT分野へ投資する場合、
最高の優遇税制を設け、積極的にIT分野への投資を推進しています。

また、ベトナム政府は2020年までにIT産業を180億ドルに拡大させる目標を掲げ、
その実現のため、同年までに技術者を100万人に増やそうと計画しています。 
 
その中でも特にダナンは、IT産業、特にオフショア開発を目指す企業にとって
魅力的な都市となりつつあります。

オフショア開発には、大きく次の3つが求められます。

クオリティ、コスト、デリバリー。

日本と同じレベルのアウトプット(クオリティ)を日本よりも安く(コスト)
かつ日本と同じスピードで(デリバリー)で実現できる環境があるか、です。


◆ ダナンのIT人材

クオリティ面に大きく影響するのは、人材でしょう。

ダナンにはダナン工科大学や専門学校など、ITを専門に学べる学校があり
毎年多くのIT技術者を輩出しています。

また、ダナンのIT技術者の人件費も安いです。

大卒技術者の初任給は大体2万5千円~4万円。
技術者単価はハノイやホーチミンと比べて20~30%低く、
中国の約半分といわれています。
その意味で、日本はもちろん他地域よりもコストを下げられることは間違いありません。

また、ダナン市は積極的にITインフラに投資し、環境設備を整えようとしています。
最近では、2.78億ドルをかけて、ダナンITパークの建設も開始しました。
このダナンITパークはアメリカのシリコンバレーと台湾の新竹ハイテクパークをモデルとしています。

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(HRIベトナムのあるソフトウェアパークビルにも40社以上のIT企業が入っている)


◆ ダナンへのオフショア進出の形態

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ダナンへのオフショア進出形態としては、大きく2つです。
・オフショア拠点を設立する
・オフショア開発をしている現地パートナーと組む

我々の知っている限りで、昨年ダナンに新たに自社のオフショア拠点を
設立した企業は3社ありました。

そのうちの1社は、もともと中国の大連にデータセンターを設けていましたが、
人件費高騰に伴い、第2の拠点としてダナンを選ばれた企業です。

自社のオフショア拠点を設立する場合、情報漏えいリスクの軽減、
ノウハウの伝達による自社社員育成という意味でメリットは高いですが、
やはり設立にあたりコストと時間がかかるという懸念もあります。

一方で、すでに日本向けにビジネスを展開しているパートナーを組むというのは、
コストを抑えつつ即座にビジネス展開できるというメリットがあります。

ダナンには、日本向けのビジネスを展開しているIT企業が多数あります。
その代表格がFPTでしょう。FPTの海外向けソフト輸出のうち売り上げベースで
54%が日本向けです。また、この日本向け事業は前年比40%を超えるペースで成長しています。
それに伴い、1年間日本へ留学させるなど、技術者のITスキルはもちろん、
言語レベルの向上にも力を入れています。

但し、パートナーと組む場合にも、いくつか懸念点はあります。
例えば、情報共有にともなうリスク、言語の壁など、です。

よって、どのようなオフショア開発のカタチをとるかは、
今後のビジネス展開を見据えたうえで、QCDの観点から検討する必要があります。


次回以降は、様々な企業の事例を踏まえながら、
ダナンのオフショア開発の現状をより詳細にお伝えしていきたいと思います。
この記事を書いた人
清宮 ユミ
清宮 ユミ

株式会社HRインスティテュート コンサルタント ベトナム事業推進担当 http://www.hri-japan.co.jp/

獨協大学法学部法学部卒。ロンドン大学教育研究所修士。専攻は、多文化間教育。卒業後、研修会社のコンサルティング営業を得て、2010年HRIに参画。HRIジャパン では、グローバルビジネスチーム(GBT)の中で、プログラムの企画、運営、実施を行う。2012年より、ベトナム事業推進担当となり、2013年5月からはベトナムダナンでの駐在開始。ダナンでは、日系企業向けに進出支援、採用支援、育成支援を実施。主な著書(「課題解決」の技術 PHP研究所、30ポイントで学ぶ 「ビジネスモデル思考」の技術 PHP研究所)

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