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内定者研修の3つのゴール。内定者研修・フォローコラムvol.3

福井 信英
福井 信英
2015年5月27日

内定者研修のゴール

内定者研修の3つのゴール

内定者の育成に関して、前回のコラム『コストを抑えた効果的な内定者の育成方法は何か?内定者研修・フォローコラムvol.2』では「課題図書の重要性」について伝えた。今回は内定者を一同に集めての内定者研修について考えてみたい。

内定者研修のゴールは何だろうか。また、効果的な内定者研修とはどのようなものだろうか。多くの会社に共通するゴールは下記3点ではないだろうか。

1)会社の理念や価値観を伝える
2)内定者同士のチームビルディング
3)学習の機会を提供する

会社によってはもっと現実的に「入社辞退を防ぐ」ことがゴールになっているところもあるかもしれない。
しかし、いずれにせよ、入社辞退を防ぐためにも、上記1)~3)の施策を実行しなければならないことは言うまでもない。


1)会社の理念や価値観を伝える

あなたの会社の理念や価値観は「生きて」いるだろうか。額に入れて理念や価値観を掲示している会社もあれば、小さな冊子にして、いつも持ち歩くよう推奨している会社もあることと思う。
大切なことは会社の理念や価値観を「生きたもの」として、社員の意思決定の拠り所にすることだ。そのために人事部が行えることは、社内のレジェンド・ストーリーを文章にしっかりまとめ、伝えていくことだ。

レジェンド・ストーリーとは、理念や価値観をよく表している社内の伝説的な出来事のことだ。例えば、リッツ・カールトンのドアボーイが「お客様の忘れ物を届けるために飛行機に乗ってお届けに行った。」という話があるが、これなどは、「サービスレベルとそれを保つために自己に裁量権がどれだけ与えられているか」をよく表す話といえるだろう。

この空飛ぶドアボーイの話は出来過ぎた話ではあるが、どこの会社にも会社が示す理念や価値観を守ったが故の成功譚はある。これらを丁寧に拾い集め、文章でまとめ、理念や価値観に沿った行動を取ることの意味と価値を伝える。これは、理念や価値観の浸透を行いやすい新卒人材に対して、最も行うべき研修のひとつと言えるだろう。もし、今、理念や価値観が「死んでいる」会社なのであれば、改めて命を吹き込むためにも実施したほうがいいだろう。


2)内定者同士のチームビルディング

内定者同士、お互いのことをよく知り、協力しあうことで、「このメンバーで一緒に入社し働きたい」そんな風に思って欲しい。そう考えている人事の方はたくさんいらっしゃることだろう。
会社によっては、内定者が自ら企画する形で、飲み会やバーベキュー、旅行などをすることもある。当然、お互いの気心は知れるし、絆も深まる。一緒に働きたいという意欲も高まるわけだが、どうすればそのような関係を「自然と」築くことが出来るのだろうか。

まずは、人間的・能力的に魅力的な人に内定を出し、もっとこのメンバーで集まりたい、と思わせることだ。そうすれば、自然発生的に様々なイベントが企画されるようになる。

それ以外に人事部としてできることと言えば、きっかけを与えることだ。お互いのことをよく知り、協力して一つのことを成し遂げる機会を提供することで、その後、自然発生的に様々なイベントが内定者同士で行われるように促すことができる。
そのために、例えば、内定者段階で「夏の(あるいは冬の)イベントをチームに別れて企画しよう」という課題を与えてみてはどうだろうか。入社してからそうであるように、実際に予算を与え(予算は僅かで構わない)、目的とゴール、スケジュールを決めさせ、稟議をあげさせる。良い社会人の疑似体験になることに加え、効果的な内定者のチームビルディングになる。


3)学習の機会を提供する

これは前回述べた、課題図書の案内とレポートの提出が、どの会社にも使える、低コストで効果的な「学習の機会提供」といえるだろう。それ以外に、資格試験を受けさせる道もあるが、資格試験は最低限必要な知識を学生の間に身につけさせることが出来る一方、内定者の創造性や自主性、時間を奪ってしまう危険性もある。

大切なことは内定者研修の場で、「自然と学習したくなる」刺激を与えることだ。ビジネスや仕事に関する本を思わず読みたくなるためには、知識が役立つケーススタディーやディスカッションの場を与え、内定者の学習意欲を適切に喚起することが肝要だ。


効果的な内定者研修とは

以上、内定者研修の3つのゴールとゴールを達成するための手段の例を紹介してきた。しかし、内定者研修を強化したい、これまでとは違った要素を入れたい、と考えておられる人事の方は多いと思うが、何から始めればよいか、迷われている方もいらっしゃることと思う。

手軽に以上3つのゴールを達成する研修として、私がオススメするものとして、ビジネスゲーム(=ビジネスシミュレーション)がある。弊社でも「The商社」「The Manager」といった様々なビジネスゲームを提供しているが、ビジネスゲームは、短時間で参加者の気持ちを通わせ、特徴を明らかにする特徴がある。

また、ビジネスの疑似体験なので、ゲームでの成功例/失敗例を紹介しながら、会社で大切にしている理念を紹介するという手法も取れる。もちろん、交渉力や論理的思考力を養う必要性を伝えることで、学習意欲を喚起し、課題図書に熱心に取り組むことを促すことも可能だ。

各社工夫を凝らして、内定者研修を設計していることと思うが、ビジネスゲームは3時間程度で実施でき、かつ自社の目的に合わせることが出来る効果的な研修だ。これまで取り組まれたことがないのであれば、一度検討して頂くのも良いと思う。

コンテンツの詳細は、ビジネスゲームを活用した内定者・新入社員研修コンテンツにてご紹介しています。

この記事を書いた人
福井 信英
福井 信英

株式会社プロジェクトデザイン 代表取締役

大学卒業後、経営コンサルティング会社に勤務。学校法人のコンサルティングを手がけたことをきっかけに、人材育成に強い関心を持つ。3年間の勤務を経て、人材に関わる仕事を一生の仕事にすべく、株式会社ジョブウェブに転職。以降、新卒事業部長、キャリア支援事業部長を歴任。中でも体験を重視した研修教材の作成に力を入れ、東証一部上場企及び、急成長中のベンチャー企業を中心に、開発した教材が続々と導入される。2010年、株式会社プロジェクトデザイン( www.projectdesign.co.jp )を設立。現在は東京と富山にオフィスを設け、全国各地の企業の人材育成を支援している。

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