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社会人と学生の圧倒的な違いは何か?内定者研修・フォローコラムvol.4

福井 信英
福井 信英
2015年6月11日

筆者は普段、研修講師や人事部が研修の際に使えるようなビジネスゲームをつくる仕事をしている。気づけば、学生・社会人を問わず、今では20,000人以上が経験しているまでになった。

それだけ、研修の場でビジネスゲームの実施が進むと、一定のパターンが見えてくる。特に最近、感じるのが、「学生」と「社会人」の違いだ。


学生と社会人の違い

社会人と学生の圧倒的な違いは何か?

ビジネスの疑似体験の場で、もっとも顕著に出る学生と社会人の違いは何か。それは、相手の立場にたってコミュニケーションし、win-winの関係を築けるか。という視点の有無だ。

社会人、中でも営業経験者は、ゲーム上で他者と取引を成立させようとした時、まずは相手が何を求めているか把握することから入る。相手が求めているものを満たして初めて、取引が成立することを知っているからだ。

それに対して、学生が同じゲームをすると、巧みに自分が持っているものを売り込もうとする。相手のニーズにたまたま合致していれば当然売れるが、そうでない場合はいくら売り込んでも売れない。

学生と社会人にざっくり分けたが、もちろん学生でもwin-winの関係を築くことが出来る人はいるし、社会人でも出来ない人はいる。社会人の場合、傾向としては営業経験のある方は、いち早く「相手の立場に立つ」という視点に気づくことが多い。逆に、研究開発や生産など、社内の見知ったメンバーとの仕事が中心の部署の方はこの視点に気づくのが遅い。

筆者が気づいたことは、相手の立場にたってコミュニケーションし、win-winの関係を築く力は、生まれつきのものではなく、トレーニングと経験によって磨かれるスキルである。ということだ。


「相手の立場にたち、win-winの関係を築く力」をどう育成するか

社会に出て、「顧客の立場に立ちなさい」と上司から教えられる。そして、実際に営業活動を行い、「顧客の立場にたった」ことで、提案が受け入れられ、取引が成立した。そういう経験を繰り返し積んでいくことで、相手の立場にたつことの重要性が学習されていく。

学生の間は、(不幸なことに今のところ)個人学習が大半だ。相手の立場にたち、コミュニケーションしなくとも、生きていける。だから、そのスキルが磨かれなくても不思議ではない。

そう考えると、本コラムのテーマでもある、「内定者をどのように育成するか」という視点に立ったとき、早期に気付かせ、磨くきっかけを与えるスキルが、「相手の立場にたち、win-winの関係を築く力」といえるだろう。この力は、生まれつきのものではなく、磨くことが出来るスキルなのである。そう、人事担当者の腕の見せどころである。

どうやって磨くのか。それは、相手の立場に立たないと取引が成立しないという常識と経験をできる限り早く、できれば内定者の段階で与えることである。

そのためには、実際に営業・販売経験をさせて見る他ない。アルバイトで販売や接客経験のある方を人事が好むのも既に、「相手の立場に立つ」という経験を学生時代に積んできているからだろう。それ以外には、前述のビジネスゲーム等を通じて擬似的に伝えるという方法か、営業に熟練した社員が時間をかけてロールプレイングをし、教育していくという方法があり得るだろう。

思考が行動をつくり、行動が経験を生む。
「相手の立場にたって、win-winの関係を築く」という素晴らしい思考の習慣を、多くの学生に、そして社会人に身につけて頂き、豊かな人生を送って頂きたいと思う。



「採用活動の後ろ倒しに伴い、内定者や新入社員の育成に変化は求められているのではないか。」
そんな考えから書き始めた本コラム『内定者研修・フォローの目的を改めて考える。内定者をどう育成するか』。今後も同様のテーマで書かせて頂こうと思う。

この記事を書いた人
福井 信英
福井 信英

株式会社プロジェクトデザイン 代表取締役

大学卒業後、経営コンサルティング会社に勤務。学校法人のコンサルティングを手がけたことをきっかけに、人材育成に強い関心を持つ。3年間の勤務を経て、人材に関わる仕事を一生の仕事にすべく、株式会社ジョブウェブに転職。以降、新卒事業部長、キャリア支援事業部長を歴任。中でも体験を重視した研修教材の作成に力を入れ、東証一部上場企及び、急成長中のベンチャー企業を中心に、開発した教材が続々と導入される。2010年、株式会社プロジェクトデザイン( www.projectdesign.co.jp )を設立。現在は東京と富山にオフィスを設け、全国各地の企業の人材育成を支援している。

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