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IT業界なのに、IT業界フックで集まる学生にターゲットが少ないのは何故?【人事インタビュー】Vol.13

新治 嘉章
新治 嘉章
2016年2月26日

他の人事が何を考えているのかを知りたい。

そのシンプルなニーズに答えるのが、本企画(人事インタビュー)です。

今回のテーマは「IT業界なのに、IT業界フックで集まる学生にターゲットが少ない」です。

わたくし、ジョブウェブの新治が、株式会社スカイアーチネットワークス
専務取締役の高橋さんにお聞きした内容をご紹介したいと思います。参考になる情報があれば、ぜひ、自社の採用活動にお役立て下さい。

それではどうぞ。

インタビュー

高橋 うち(スカイアーチネットワークス)はIT業界ではあるのですが、IT業界志望などをフックにした企画で、合う学生があまりいないんですよね。

新治 それは意外ですね。なにが合わないと感じたのですか?

高橋 志向性が違うように感じるんですよね。IT業界に興味ある理由のあたりが。

新治 IT業界に興味ある理由でよく聞くのは、「テクノロジーが好き、テクノロジーを使って社会を良くしたい」とか「成長産業、変化が多い環境で自分を成長させたい」とかですよね。

高橋 そう。そこですね、合わないと感じるのは。「最先端テクノロジーに触れていたい、最先端テクノロジーを社会にフィットさせたい」とか「IT業界で成長したい」と思うこと自体は別に良いんです。でも、うちは違う。うちは、顧客が抱えている悩みをITを使って解決したい。だからテクノロジーやIT業界がどうこうよりも顧客のやりたいことや悩みが先なんですよね。大切にしたいのは顧客志向とか、思いやりとかそういうところ。

新治 そうか。IT業界を志望する人で、テクノロジー好きの人は、得意なことを仕事にしたい、それで社会をよくできればとかなので趣味の延長に近い。成長産業で成長したい人は、自己成長に志向が向いている。だから「IT業界研究イベント」みたいな、まず先にIT業界をフックにしたアプローチだと、スカイアーチさんが採用したい人に出会うことは難しいんでしょうね。

高橋 そうですね。IT業界は、クラウドの影響もあって、顧客志向ある人が求められていると思うんですよ。今後は特に。

新治 というと?

高橋 クラウドは、アーリーアダプターからマジョリティに移行しているんですね。クラウドの代表格であるAWSを知っている人は増えてきましたよね?

新治 確かに。

高橋 最先端テクノロジーに敏感なアーリーアダプターの人たちが、クラウドを活用し、画期的な成功事例が増えてきたわけですね。そうすると、その周辺の人たちが興味を持ち、活用し始めた。その人達にも良い効果が出ている状況。

新治 これからさらに市場が膨らんでいくタイミングなわけですね。

高橋 そう。ただ、そこで求められるのは、アーリーアダプターのようなテクノロジーのリテラシーが高い人たちよりももっと一般的な人たちが使えるようになる必要がわけで・・・

新治 そこで顧客志向が求められると。

高橋 そうなんです!お客さんの課題を共に考え、解決し、お客さんの成長を支援していく人が中核を成すと考えています。

新治 おー。求める人材と活躍できる環境がセットの話で燃えてきますね。特に「あなたの側で、あなた以上に考える」をコーポーレート・スローガンにするスカイアーチさんであれば、なおさらですね。

高橋 ですね。

新治 でも、IT業界フックで集まめるとターゲットは少ない。

高橋 そう。

新治 これは、業界イメージを覆すことは難しいので、世の中一般的な「業界研究 → 企業研究 → 仕事研究」の就職活動の流れにはなかなか合わないかも?

高橋 ですね。なので、別の流れをつくらなくてはいけないですね。ということでがんばりましょう!

新治 はい!

解説

インタビューはいかがでしたでしょうか?

今回は、IT業界に関する話でしたが、ここで考えたいことは、「自社が所属する業界フックで集まる学生にターゲットはいますか?」です。

自社が所属する業界には、業界のイメージがあり、そのイメージに魅力を感じる学生がいます。

商社業界:世界を股にかけた規模の大きい仕事ができる、年収が高い
消費財メーカー業界:身近な商品を扱える、日常生活に関われる
外資金融業界:年収が高い、地頭が鍛えられそう
などなど

もし業界イメージで集まる学生に自社のターゲットがいる確率が高ければ、問題ありませんが、確率が低い場合は工夫が必要です。

人<仕事<企業<業界<国
と1つ以上大きい存在のイメージを覆すことはなかなか難しい。

では、どうすればいいか。ヒントは採用ターゲットの企業選びの軸やニーズに注目することです。
学生の価値観は多様です。業界から絞る学生もいれば、そうではない学生も多くいます。

ターゲットとする学生の軸、ニーズを想定することで、自社ならではのフックがつくれるのではないでしょうか。

スカイアーチネットワークスさんとの取り組みの中で、具体的な事例でお伝えできることがあればまた発信いたします。


プロフィール

高橋 玄太(たかはし げんた)さん

高橋様

株式会社スカイアーチネットワークス 専務取締役

93年 IT系ベンチャーキャピタル会社 入社
96年 同社投資担当マネジャー
97年 通信系ベンチャー企業 入社(当時、売上5億円 従業員数15名)
97年 同社経営企画室長
99年 同社取締役管理本部長
00年 同社 東証マザーズに上場(売上30億円 従業員数80名)
04年 同社取締役営業本部長
07年 株式会社スカイアーチネットワークス 入社
08年 スカイアーチネットワークス専務取締役に就任


この記事を書いた人
新治 嘉章
新治 嘉章

株式会社ジョブウェブ 代表取締役社長

1984年3月 島根県大田市生まれ、千葉県柏市育ち。3児のパパ。2006年 株式会社ジョブウェブに採用コンサルタントとして入社。 スタートアップの新卒採用立ち上げや大手企業の幹部候補学生採用を支援。2013年7月より代表取締役社長就任し、就活の仕組みを変えるをビジョンに会社の変革に取り組んでいる。「仕事を楽しむ大人を増やす」が個人のコンセプト。

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