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できたら面白いよね・・止まりになりがちな新しい採用施策の試み。どうやったら実現できる?【人事インタビュー】Vol.16

佐藤 孝治
佐藤 孝治
2016年7月25日

他の人事が何を考えているのかを知りたい。
そのシンプルなニーズに答えるのが、本企画(人事インタビュー)です。

今回のテーマは「人事の見えない枠をはずすと見えてくる、作りたい世界」です。

わたくし、ジョブウェブの佐藤孝治が、「花まる学習会」を運営されている 株式会社こうゆう の新卒採用担当 臼杵さんに聞きした内容をご紹介したいと思います。参考になる情報があれば、ぜひ、自社の採用活動にお役立て下さい。

それではどうぞ。

人事の見えない枠をはずすと見えてくる、夢物語だとされていた世界観の実現。【人事インタビューVol.16】

インタビュー

佐藤 臼杵さんと初めてお会いしたのは、臼杵さんが採用担当になって2年目くらいだったと思いますが、当時の人事部としての悩みと言いますか、どのような問題を抱えていらっしゃいましたか。

臼杵 一言、媒体依存だったと思います。

佐藤 媒体依存というのは、どういう状況ですか?

臼杵 大手採用媒体に募集を出すと、やはり集客力がありますので、ある程度、応募が集まってくる。そしてその対応に日々追われる…と。さらに自分が前職で人材業界にいたという経験が無意識に「枠」を作ってしまっていた感じがありました。

佐藤 エントリーしてきた学生への対応などですね。

臼杵 媒体以外の採用施策の知見もありませんでした。例えば、採用担当に加わった当初から、大学とのコラボレーションをしたら面白いよね、という案があったものの、一体それをどうやって実現するか?というところで止まってしまっていました。目先の業務の優先度が高く、それらに追われてなかなか手をつけられていなかったんです。

佐藤 ゼロイチで何かを始めようとすると、考えるだけでもかなりパワーがかかりますよね。

臼杵 ですが佐藤さんと出会ってからはスタンスが変わりました。

佐藤 定期的にお話させていただくようになってからですね。

臼杵 現状こうなんです、でもできればこういう世界観が欲しいんです、と全部お話すると、深く理解をしてくれて、色々な化学反応が起きて、新しいアイデアやアドバイスをいただける。佐藤さんにエンパワーメントされて、元気になっている自分もいる(笑)。社内では夢物語だと思っていた、”こういう世界を作り上げたい”という構想が、実はこういうアイデアで実現できてしまうのですよ、と。佐藤さんの言葉のひとつひとつが、我々を枠外に連れて行ってくれました。

佐藤 臼杵さんをはじめ、採用チームの皆さんは、自分たちで巻き取って行動されていますよね。会うたびに何か進捗がある。こんな時ってどうしたら良いですかね?と問いかけていただいて、アドバイスしていて嬉しくなります。

臼杵 ノウハウや方法論ももちろん教えていただくのですが、そういう次元ではなくもっと深い部分で、弱みも強みもうまく引き出してくれる。そして「何のために?」という問いをいただくことで、より深く、採用に対するスタンスを考えさせられました。

佐藤 そこが一番大事な部分だと思っています。

臼杵 実際、「教職を目指している学生のためになる講座を大学を通じて提供する」「同じような問題意識をもっている団体、たとえばNPOカタリバさんと一緒にコラボレーションする」という佐藤さんのアドバイスを受けて、2つの大学にアプローチをしています。大学との連携以外にも他の教育団体とのコラボレーション、受講生やその家族との連携もスタートしています。

佐藤 始まってきましたね。

臼杵 会社という枠にとらわれずに色々なアイデアが湧いて、現実的に動いていますし、そのスピードが早くなっています。人事担当はもっとできるんじゃないかと考えることができるようになりました。佐藤さんとディスカッションをしていく中で、当社には、様々な資源がすでにあるということに気づきました。

佐藤 資源といいますと?

臼杵 これまで活用してこなかった資源の一つが「幼児教育の花まるメソッド」です。これを先生の卵である、教育学部の大学生に伝えられたらどんなにいいかと、学生を巻き込みながら行動していると、その夢物語が現実になりました。教授とひざを突き合わせることで、「大学ではなかなか教えられない保護者の視点や、サポートがより必要な子へのアプローチ方法などについて、ぜひ伝えて欲しい」とおっしゃって頂き、大学必修授業内での講義が決まりました。教育を志す学生に対して自社を知ってもらう機会にもなりますし、彼らにとっても、生きた学びが得られる時間になると思います。このwin-winな関係をつくることで、新たな採用の道(学生とのパイプ)を切り拓くことができました。

佐藤 行動していると、大体パターンが見えてきますし、考え方や次のTo doのパターンもできてきます。臼杵さんも「できないことを乗り越える」というパターンがご自身で見えてきていらっしゃいますね。

臼杵 あれだけ高いと思っていたハードルがいとも簡単にくずせました。

佐藤 スタンスを変えるといろんな変化がありますね。16卒採用時の採用のあり方や、成果が変わったときいて嬉しかったです。

臼杵 作りたい世界を明確にできて、更にその先が見えるようになりました。例えば他社からコラボレーションの話をいただいても、それが必要なものなのかどうか、行動も取捨選択できるようになっています。

佐藤 一つ一つの成功体験が積み上がり、加速していく予感がして嬉しくなってきますね。

解説

インタビューはいかがでしたでしょうか? 臼杵さんの言葉にもありましたが、誰しもが、どこかで会社という枠組みにとらわれながら日々の業務を推進しているのではないでしょうか。上からの目標や制約が無意識にあり、結果として担当としての立ち位置を「枠」に嵌め、そのスタンスや行動の範囲を定めている。 出来上がってしまったその枠組みを、そっとはずしてくれる存在がいるのといないとでは、その先に見えるものも違ってきます。 実現不可能だと思っていた施策、どこから手をつけていいのかわからない企画、夢物語として話に出てくるだけの世界観。「何のために?」という問いかけで視点を変えてみたり、学生の行動を踏まえたアイデア出しを一緒に行うことで、実現できる世界や可能性を、より広く描くことができます。 また、臼杵さんはインタビューの際、以下のようにおっしゃっていました。 「他の人事担当者の方も不安なことはたくさんあると思う。人事は学生からも見られるし、会社の顔だし、自分でいいのか?と思う時もあります。佐藤さんが自分の話を聞いてくださるだけで、今の自分で頑張ろうという風に背中を押される感じがありました。」 自分を肯定し信じることも、見えない枠をはずし、可能性を広げるための大事なポイントなのかもしれません。


プロフィール

臼杵 允彦(うすき まさひこ)さん
株式会社こうゆう臼杵様

株式会社こうゆう 花まる学習会 新卒採用担当 就活で悩み過ぎてしまい、電車内でサラリーマンに「なぜ今の会社に決めたのか」インタビューを実行。一歩踏み出したら普段聞けないリアルなお話に感動して。総勢50人以上に直撃取材を行った。その行動がリクルート人事部長に気に入られ内定・入社。株式会社リクルートジョブズにて新規営業No.1・九州では全指標No.2の営業成績を出す。面白さが大変さを凌駕する4年半を駆け抜けた。ジョブズの死をきっかけに「今日人生最後の日だとしたら、今の仕事をやるのか」を毎朝、自問自答。半年後、教育への転身を決意。偶然見たソロモン流の花まる特集に心が揺さぶられ、2012年10月に花まる学習会へ転職。現在は、新入社員教育や約200名の子達(4歳児から小6まで)へ授業をしつつ、入社1年目から新卒採用に従事。

この記事を書いた人
佐藤 孝治
佐藤 孝治

株式会社ジョブウェブ 代表取締役会長
公益財団法人日本ユースリーダー協会 理事
一般社団法人アスバシ教育基金 理事

1972年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。就職活動後、大学4年生の96年10月ジョブウェブを創設。97年7月アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。99年10月ジョブウェブを法人化し代表取締役社長就任。以後、学生の就職支援と企業の採用支援を通じて、 学生と企業の本音コミュニケーションをサポートしている。2013年7月より代表取締役会長に就任。著書に「<就活>廃止論(PHP出版)」「内定の原則(英治出版)」等。

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