【採用あるある】実際に やってみたら 結果出た
2017年3月10日
【採用あるある】では、
採用担当者が日々の業務の中で経験する「あるある」について、採用担当未経験のジョブ吉が、採用担当経験豊富な直子(なおこ)先生からアドバイスをもらう様子をお届けします。
それではどうぞ。
実際に~
やってみたら~
結果出た
これは要するに・・・

<回想シーン>
採用担当A田:S藤パイセン!
S藤と呼ばれた男:おい新人、俺はお前の上司だ。ちょっとは敬え!
A田:うっす。そんなことより、明日はいよいよ俺の会社説明会の司会進行役デビューじゃないっすか?
A田の上司のS藤:おう。
A田:エントリーが40人が入っているんですけど、当日は何人ぐらい来ますかね?
S藤:まぁ、ドタキャンとかあるから歩留まりは5割。このままいけば20人ってとこだ。
A田:えっ、少なくないっすか?
S藤:ふー、これだから新人は…、いいか? 俺たちの諸先輩方の仕事の結晶ともいえる過去データが「エントリー後の参加率が5割」だって言っているんだよ!
A田:ふーん、そうなんですか? ちなみに「明日は、会社説明会ですね、よろしく~」つって、開催前日のリマインドメールとか送っているんですか?
S藤:やってるよ。5年前からやってるよ。
A田:じゃあ、リマインド電話はしているんですか?
S藤:お前、頭は大丈夫か? 今は21世紀だぜ。電話なんて古いんだよ。俺の頭の中の過去データが「リマインド電話の効果が出ないことは7年前に証明された」って言っているんだよ! だから、リマインド電話なんて意味のないことは、やらなくていいぞ。
A田:やるだけやってみていいっすか?
S藤:よきにはからえ。
A田:御意。
~会社説明会、当日~
A田:ふー、受付業務も大変っすね。あと5分で開始なので受付を締めますか?
S藤:お、おう。
A田:なんだかんだで、エントリー40人中36人参加ですね。歩留まり9割か。何でもやってみるもんですねっ
S藤:う、うん。
A田:パイセン、今日はなんだか歯切れが悪いようですけど、頭は大丈夫ですか?
S藤:ぎゃふん!
・・・もわわわ~ん、ってことですよね?
教えて直子先生!
直子先生のアドバイス
直子先生:これは「あるある」よ。あるあるの中のあるあるね。意味がないと思っていたことでも、やってみたら意外に効果が出ることがあるのよね。ジョブ吉:かなりのあるあるですね。
直子先生:・・・。
ジョブ吉:?
直子先生:・・・・。
ジョブ吉:直子先生?
直子先生:わたし、思うの。
ジョブ吉:どうしました?
直子先生:昨日と同じ今日、今日と同じ明日じゃ、つまらないってね!
ジョブ吉:力強いですね。
直子先生:過去の採用担当者が積み上げきたやり方やデータを参考にしつつも、ちゃんと、今の時代、今の状況に合わせてやり方を変えるべき!改善するべきなのよ!
ジョブ吉:はい。
直子先生:要は「既存のやり方で、そこそこの結果を出せる」という状況が改善の意識を蝕んでいるのだと思うの。だから、新しいやり方を試行錯誤することに意味を感じられなくなっちゃう。
ジョブ吉:新規事業などがそうですが新しいことって試行錯誤しても大体失敗しますからね。そういった意味でも「そこそこの結果が出せる既存のやり方」は偉大ですよね。安心感があるというか。
直子先生:・・・(人はそれを「ぬるま湯」と言うわ)。
ジョブ吉:直子先生?
直子先生:そうね…、でも失敗しても失敗しても諦めずに改善を続けていった先に、新しいやり方を見出だすことができて、結果的に「最高の結果」や「かなりいい結果」を引き寄せることができる。そう信じて頑張ることが大切だと私は思うわ。
ジョブ吉:新しいやり方を試行錯誤するのは大変ですけど、リマインド電話のような古典的なやり方が今の時代にマッチすることもあるってのは、希望がありますね。
直子先生:そうね。過去の採用活動でやってきた施策を再評価するのって、かなりとっつきやすいから、お勧めよ!
ジョブ吉:直子先生、話は分かりました。で、実際に直子先生がこういったもわわわ~んなシチュエーションに遭遇したら、どうなんです?
直子先生:新人A田はナイスガイね。上司を恐れずにチャレンジする姿勢は、昔の私を見ているようだわ。彼は伸びるわよ、ふふっ。
ジョブ吉:いえ、新人A田のことではなくて、直子先生が上司のS藤の立場だったらどうですかと聞いています。
直子先生:そうね。
ジョブ吉:はい。
直子先生:生意気な新人は握り潰すわ。
ジョブ吉:貴重なお話ありがとうございました!
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この記事を書いた人
ジョブウェブ公認キャラクターのジョブ吉です。就職活動をしている人、採用活動をしている人。それぞれに対して心から役立つと思える情報をお届けしていくYO!