【新卒採用News】「社員満足度ランキングによる新卒採用企業リサーチ」をリリース /就活でどれくらい自分を盛っていますか?、他1本
2017年6月15日
新卒採用に関連するニュースついて、その当事者(企業の採用担当者、採用支援会社の社員など)が、それぞれの考えや思いをコメントするコンテンツ。
それが【新卒採用News】です。
目次
【1】「社員満足度ランキングによる新卒採用企業リサーチ」をリリースSankeiBiz
【2】社員1600人が「まず会う」リクナビの新卒採用
出世ナビ|NIKKEI STYLE
【3】【調査報告】就活でどれくらい自分を盛っていますか?(就職活動ミニアンケート)
就活サイトJobweb
【1】「社員満足度ランキングによる新卒採用企業リサーチ」をリリース
SankeiBiz抜粋
Vorkersの学生登録者は、2016年卒では約11万人、2017年卒では16万人を超え、これから就職活動が本格化する2018年卒では20万人を超える見通しとなっており、就活生が企業研究において社員クチコミを活用することが一般化してきています。...コメント(千葉直子)
総合ランキングが高い企業が全員にとって「自分に合う企業」とは限らない、という前提を理解した上でみるのが良いのかなと思います。社会的にいい企業と言われている企業を合わないと感じて辞める人がいるのも事実。個別の口コミを読んでみて、「自分が思っていたのとは違う一面」があるなと感じたとしたら、そのまま鵜呑みにせず、実際に生の声を自分で集めにいけるといいですね。
現在在籍されている社員、辞めている社員、それぞれのお話を一次情報として聞いてみて、自分がどう感じるのかを判断材料にしてほしいなと思います。
コメント(青野誠|サイボウズ株式会社 人事部)
社員満足度が高い会社というのは入社するにあたって一定の信頼がおけそうな気はするんですが、最近はこの手のランキングもたくさんあってどれが信頼できるのか分からない…という事も起こりそうです。最終的には自分が何を大事にしたいかとのマッチングだと思うので、ランキングの順位を鵜呑みにするというよりは何の項目でアンケートがとられたかをみるべきではないでしょうか。 このランキングはリクルートグループが上位を総なめにしていますね。
【2】社員1600人が「まず会う」リクナビの新卒採用
出世ナビ|NIKKEI STYLE抜粋
原理原則として『まず会いたい』のです。合否の判断はエントリーシートではできない、会ってみないと分からない、というのが本音です。膨大なエントリーシートを書くのは負担に感じる学生もいるのでは...コメント(千葉直子)
まず「会ってみよう」というのは採用の基本姿勢として正しいなと思います。一方で、そうありたいけれども会社のリソースによってはなかなか難しいという企業が多いのも現実ですよね。多くの学生と向き合う時間を取れるにこしたことはないと思いますが、各社の限られた条件の中、「対面で実施すべきこと」と「対面でなくてもできること(会社に関するオープンな情報提供など)」の組み合わせで戦っていける採用戦略を考えるのも、経営戦略としての人事、採用担当に求められていることだと思います。
コメント(ジョブ吉)
“最初の段階では、エントリーシートの提出はありません。面接が進んだら、複数の企業の応募に使えるリクナビのサービス『オープンES』を出してもらうタイミングがあります。”というのは、オープンESの活用促進が目的なんじゃないの? って思う私は、心が汚れているのかもしれないね!
コメント(匿名希望さん)
エントリーシート選考というシステムの一翼を担っている就活サイト運営企業のリクルートが「合否の判断はエントリーシートではできない、会ってみないと分からない、というのが本音」と言っていることに、エントリーシートの限界を感じます。実際、紹介やスカウトやOBOG訪問サービスのような、エントリーシートを使わない就活支援サービスの普及が目覚ましいですし。
【3】【調査報告】就活でどれくらい自分を盛っていますか?(就職活動ミニアンケート)
就活サイトJobweb抜粋
就職活動サイトJobwebが「就活でどれくらい自分を盛っているのか」についてのアンケートを大学生を対象に実施した結果をご報告します...コメント(青野誠|サイボウズ株式会社 人事部)
皆さん、意外と盛らないんですね(笑)数字を盛るという人が多かったですが、日々選考している側から見ると、実績や数字を多少盛ったところで結果はそれほど変わらないかもなぁとは思います。
コメント(千葉直子)
「少しでも相手に好感を持たれたい」という気持ちを持って選考の場にのぞむ気持ち自体は大切だと思います。尊敬する元上司が、以前「好きな人とのデートにすっぴんで行くか?それと同じだ」という話をしていて、なるほどなーと思ったのですが、「ありのまま」をさらけ出せばいい、というものでもなく、相手との関係性にきちんと向き合うことは前提として必要ですよね。
その上で、エピソードを盛るというのは、例えばデートで料理はするかと聞かれて、「普段は全然料理しないのに、毎日自炊してます!」と言ってしまうことと同じ心理でしょうか。
でも、面接官側もきちんと話を聞いていくと「あぁ、そんなに料理はしないんだな」と意外と気付いているものです。逆に気が付かないとしたら、それは面接官側のレベルが低いのかもしれない。面接する側もハリボテの発言で判断していないこと、が学生にもっと伝わるといいなと思います。
コメント(ジョブ吉)
企業側に対しても、「新卒採用でどれくらい自社のことを盛っていますか?」というアンケートをやってみたいですね!【新卒採用News】は以上です。
最後までお読みいただき、有難うございました。
新卒採用Newsについて
【新卒採用News】では、新卒採用マーケットのトレンドに関する話題。企業の新卒採用活動の話題。そして、学生の就職活動の話題。大きく3種類のニュースや記事を取り扱います。この【新卒採用News】を読むことを通じて、
「自分もそう思う」
「それは違うのではないか?」
「総論賛成だけど各論反対だな」
「そういう考え方もあるのか!参考になるな」
「あー、これってそういうことだったのね」
といった具合に、あなたの考えが整理されること、そして、自身の活動に還元されていくことに繋がれば何よりです。
お勧めコンテンツ紹介
◆人事インタビュー
「他の人事が何を考えているのかを知りたい」。そのシンプルなニーズに答えるのが、人事インタビューです。ご興味があるテーマがあればぜひご覧ください。Vol.23「その説明会に魅力はあるか。学生視点に立てば説明会の内容も変わる。」
Vol.22「効果が出た施策だからこそ毎回変える。インターンシップの改良方法。」
Vol.21「学生の経験が社会にどう活かされお金を生むか。その接続の提示が企業側でできること」
Vol.20「母集団形成数は虚栄の指標?!インターンシップ参加者から口コミをつくる企画のポイント」
Vol.19「長期インターンシップ生の評価や退職など、受入後の細かい話」
Vol.18「『学生』のフィルターを外し、信じて任せる。それがガイアックス流の長期インターンシップ受け入れ術」
Vol.17「長期インターンシップ、驚きの活用事例。同時期に70名を受け入れる理由と方法」
Vol.16「できたら面白いよね・・止まりになりがちな新しい採用施策の試み。どうやったら実現できる?」
Vol.15「自社に入る、入らないは考えず、学生の成功だけにフォーカスする。効率重視から、学生と向き合うスタンスへ。」
Vol.14「自社らしい新卒説明会を追求したらメタルLIVEになった」
Vol.13「IT業界なのに、IT業界フックで集まる学生にターゲットが少ないのは何故?」
Vol.12「新卒採用コンサルティング会社が必要な時はどんな時?考えられる2つのパターン。」
Vol.11「間に入って全体をディレクション。私が目指した採用担当者のスタンス。」
Vol.10「採用担当者の引き継ぎ。ポイントは、採用活動の『型』をつくること。」
Vol.9「新卒1期生採用の成功要因に学ぶ、採用力を組織で高める方法。」
Vol.8「兼務でやっている新卒採用、どうやって両立している?」
Vol.7「職種別採用のメリットは何?どんな会社が向いてる?」
Vol.6「学生との距離感は、学生が描くゴールに向かっていく伴走者が理想的」
Vol.5「やりたいことが凝り固まっている学生のほぐし方」
Vol.4「自社の事業内容が複雑で学生には伝わりにくい!そんな時の対処法。」
Vol.3「採用したい人材を見極めるための、エントリーシートなどのテキスト情報の読み方」
Vol.2「オファー、スカウト型サービスが向いている人事はどんな人?」
Vol.1「グループワーク選考が合う会社、合わない会社」
この記事を書いた人
採用オピニオンメディア”ジョブウェブ” 編集部
ジョブウェブがご支援するのは学生や企業だけではありません。企業の中で活躍する個人の成長に貢献することも、重要な役割だと考えています。 人事担当者や経営者が、専門性を身につけ長く活躍できるよう、採用トレンドから方法論、採用哲学に至るまで、多様な角度から情報を提供します。