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大手人気企業の内定を辞退して、鳥取のITベンチャーを選択した学生の森本さんは、どんな学生なのか?(Jobwebユーザーインタビュー)

千葉 直子
千葉 直子
2017年9月14日

新卒採用をマーケティング活動であると定義した場合、ターゲット学生を正しく理解する姿勢が重要です。 ターゲット学生は、 ・どんなことに興味があるのか? ・どんな志向性を持っているのか? ・どんな経験を積んでいるのか? ・いつから就職活動を始めるのか? ・どの就活サービスを活用しているのか? 全てのことを理解することはできなくても、可能な限り広く深くターゲット学生の理解を進めることで「ターゲット学生と出会うためには、いつ、どんな採用ツールを活用すればいいのか? そして、どういったコミュニケーションをすれば自社の志望度を高めることができるのか?」という見通しがつくようになり、合理的で効率的な採用活動に繋げることができるようになります。 私たちジョブウェブでは、就職活動サイトJobwebの会員学生への継続的な調査を通じて、ターゲット学生を理解するための情報を蓄積してきました。その情報を一部公開したいと思います。 今回は「大手人気企業の内定を辞退して、鳥取のITベンチャーを選択した学生の森本さん」にインタビューした内容をお届けします。 ターゲット学生の要件が、以下項目に該当する企業様にお役立て頂ける内容です。 ・学生時代に地方創生などに関わってきた ・地方大学出身 ・NPOでの活動経験者 ・ビジネスコンテスト入賞経験者 ・ベンチャー企業での長期インターン経験者 ・自分でイベントやアプリなどの企画をしたことのある学生 ・柔軟な働き方のできる企業を志望している学生 ・主体的にキャリアを切り拓いていきたい学生


インタビュー内容はこちら


インタビュー学生

森本さん(女性) ・鳥取大学大学院 農学研究科生命資源科学専攻 ・出身は兵庫県神戸市。大学進学で鳥取へ ・研究者になりたいと考え大学院へ進学したが、研究者よりも人と関わる仕事がしたいと就職を決意 ・東京の大手人気企業の内定を辞退し、2018年4月から鳥取のITベンチャーに就職予定

聞き手

千葉 直子(ちば なおこ) 株式会社ジョブウェブ プランナー。1984年新潟県生まれ。2006年に大学卒業後、銀行に入行。その後、(株)ガイアックスやクックパッド(株)にて、採用チーム立ち上げ、人材育成、組織開発、企業広報、総務など幅広く担当。2017年2月にジョブウェブ入社し、人事経験を活かし、企業の新卒採用を支援。また、フリーランス人事として、採用、研修、制度設計などを通じてカルチャーをつくっていきたい企業の支援を行い、「個人を活かす組織づくり」に挑戦している。

目次

1. 学生時代の活動・経験について 2. 就職活動のスケジュールや情報収集について 3. 企業選びの軸について 4. 就職先の最終的な決め手について 5.地方大学生の就職活動について

1. 学生時代の活動・経験について

ジョブウェブ千葉(以下、千葉):まずはじめに、森本さんがどんな学生生活を過ごしてきたのか知るために、学生時代に力を入れてきた活動について簡単に教えてください。 森本さん(以下、森本):大学2年の時に友人に誘われてNPOの活動に参加するようになりました。その団体の活動内容としては、自分たちで育てたお米を鳥取県外(東京・神戸)のイベントで販売するというものです。その活動を通じて、田んぼのある集落の人と仲良くなったり、地方創生の仕事をする方と知り合う機会が増えました。また、自団体の活動の魅力をPRする広報部門を立ち上げたことで、団体内での自分の役割ができていきました。 もともと研究者になることを考え大学を選んでいたため、大学院に進学したものの、研究生活に違和感を覚え、自分の人生を模索していたタイミングで地方創生をテーマにしたインターンシップ企画を知り、応募しました。かなり倍率が高かったこともあり、選考を突破したこと自体も自信になりました。またプログラムの中でそれまでの人生を真剣に振り返る時間があり、そのことをきっかけに「やりたいことがあるなら、まずやってみよう」というスタンスにスイッチが入りました。 千葉:なるほど。インターンシップ後にはどんな「やりたいこと」にチャレンジしたのですか? 森本:鳥取の飲食店情報を発信するアプリの企画・制作やその資金集めのためのクラウドファンディングへの挑戦、鳥取県の老舗練り物製造企業での広報インターン、ビジネスプランコンテストへのエントリーやリノベーションスクールへの参加、鳥取の企業を紹介するサイトでの記者活動などです。 千葉:それだけ精力的に活動されていると、鳥取の中での知り合いも多そうですね! 森本:地方で何か活動をしている人は大抵どこかで繋がっているので、かなり知り合いは増えましたね。活動を通じて出会ったご縁で採用を受けさせて頂いた企業もあります。 千葉:出身は鳥取ではないですよね?なぜ鳥取に進学しようと思ったのですか? 森本:神戸出身です。漠然とですが、神戸のような都会ではなく、もっと地方の自然豊かな場所に住んでみたいという憧れがありました。鳥取を選んだのは、実家からも遠すぎず、また興味のあった食や農業の分野について学べる学部があったからという理由です。 なので、もともとは地方創生に関心があったわけではないですが、学外での活動を通じて、鳥取の魅力を知り、また鳥取の人たちに育ててもらったなと感じているので、恩返しがしたいと思っています。

2. 就職活動のスケジュールや情報収集について

千葉:就職活動はいつ頃始めましたか? 森本:大学院修士1年の夏から開始しました。大学院の友人はまだまだ動き出してなかったのですが、実際に研究が始まってみて、自分は研究者になるよりも、もっと人と関わっていく仕事の方が向いているのではないかなと思い始めていたので、まずは色々な企業を見てみようと思っていました。 千葉:どのような企業を見てみました? 森本:「興味ある企業」と「食品に関する企業」を見ていました。興味ある企業としては、知り合いの紹介や学生時代の活動を通じて出会ったNPO、最終的に選ぶことになる鳥取ITベンチャーなどです。また、趣味で多肉植物の栽培、販売をやっているのですが、その延長で園芸に関する企業も見ました。食品に関する企業としては、食品メーカーの研究職や農業系ベンチャー、食品のEC事業を行う会社や農業系専門誌を手がける企業などを見ていました。 千葉:企業に関する情報収集などはどうやっていましたか? 森本:興味のあるワードでインターネット検索したり、学生時代の活動を通じて出会った企業などを中心に調べていきました。就職活動が本格的に始まる4月以降は、大阪で開催されるセミナーや説明会、面談などに週1ペースで参加していましたね。 各種就職活動サイトには登録していましたが、転職サイトなども含め、企業の社風や中の人の雰囲気がわかるインタビュー記事などを参考にすることが多かったです。 千葉:実際に受けた企業は何社くらいですか? 森本:6社です。内2社から内定を頂くことができました。

3. 企業選びの軸について

千葉:企業選びの軸はありましたか? 森本:「人と関わる仕事が中心であること」「仕事の仕方や会社の仕組みが旧式過ぎないこと」「年功序列過ぎない」という要素は見ていましたね。とある企業は在庫管理の方法や社内の情報共有が紙中心と知って、ちょっとここで働くのは厳しいかなと感じました。「年功序列過ぎない」というのは、自分が活躍できる機会を手に入れるまでに時間がかかり過ぎない環境という意味です。あとは、副業(複業)が可能かどうかやリモートワークが推奨されているかどうかなど、働き方の柔軟性も気になっていましたね。 千葉:実際に内定をもらった2社はどちらも副業可能な企業でしたよね? 森本:そうです。ただ、辞退した大手企業は制度としてはあるものの、先輩方の働き方を見ていて、最初の数年は副業を考える余裕はなさそうだなと思いました。

4. 就職先の最終的な決め手について

千葉:2社の内定先のそれぞれの魅力を教えてください。 森本:大手企業の方ですが、給与などの待遇も良く、オフィス環境なども恵まれていました。人材輩出企業と言われているだけあって、優秀な社員の方も多く、会社として培われているノウハウなども吸収できそうだなというところに魅力を感じていました。 鳥取のベンチャー企業は、地方企業ではありますが、代表が東京の大手人材企業出身で、ビジネスに対する考え方も学べそうと感じたことが魅力の一つです。また東京と鳥取を行き来しながら仕事ができそうなところもいいなと感じました。鳥取は大好きで、鳥取のために何かしたいと思っていますが、東京での面白そうな勉強会などには積極的に参加したいですし、鳥取だけに閉じるのは嫌だなと思っているので。 千葉:最終的な決め手はなんでしたか? 森本:学生時代に積み重ねてきた鳥取での人間関係や実績を、就職することで0にしたくないと考えたことです。最初は、数年間は東京で修行をして、それから鳥取に帰ってこようと考えていましたが、そうなるとこれまで鳥取での活動を通じて築いてきたことを1回リセットすることになるなと。学生時代の活動を通じて得た縁を就職後も繋ぎつつ、社会人としても成長していきたいと考えて鳥取の企業を選びました。また、そういう意味でも、最初から副業がよしとされる雰囲気であれば、本業以外でも面白そうなプロジェクトに参加する機会を逃さなくていいのではと思っています。 あとは、同期の存在も大きいです。大手企業の内定者懇親会にも参加したのですが、自己紹介で7-8割の人が世界一周かアジア一周をしていて、なんだか多様性がないなと感じてしまいました。いくつもいい企業の内定をもらっており、「優秀な人たち」ではあると思ったのですが、各人のユニークさで比較した時に鳥取の企業の同期の方が面白いなと。鳥取の企業の同期は全国から集まっており、いつか地元に支社を作りたいという志を持っている人がいたりするのですが、マイペースな中にも、それぞれを尊重して協働していこうという雰囲気もあり、価値観が合いそうだなと感じています。 ちなみに、2社とも人事の方はとても良い方で丁寧に対応してくださいました。そういう意味では違いはないのですが、鳥取の企業の人事の方とは就職活動前から知り合いだったこともあり、一人の社会人の先輩として、悩んでいることを率直に相談できました。大手企業の人事の方とは「人事と内定者」という関係性を超えたコミュニケーションを取るところまでいけなかったです。

5. 地方大学生の就職活動について

千葉:就職活動にはどれくらいの交通費や宿泊費がかかりましたか? 森本:夏時期のインターンシップなどから通算すると、30万程度はかかったと思います。週1回くらいのペースで大阪まで行っている時期もありました。 千葉:オンラインでの面接や選考などはありましたか? 森本:私が受けた企業ではオンラインでの選考機会はなかったのですが、一次面接はオンラインでもよかったのではないかなと思ったことはあります。企業によっては、一次から埼玉県にある本社まで行かねばならず、大変でした。鳥取の内定先では二次選考までオンラインで対応しており、地方から受けに来ていた同期は助かっていたようです。

<インタビューを終えて>

「学生時代の経験を0にしたくない」という言葉がとても印象的でした。新卒と聞くと0からキャリアがスタートすることを当たり前に想像してしまいますが、学生でも色々なチャレンジができる環境が整い、学生と社会人の垣根がどんどん低くなっている昨今、せっかく学生時代に熱量を持って積み重ねてきたものを手放したくないと考える学生はこれからもっと増えていくのだろうなと思います。また活動的な学生になればなるほど、新卒入社時から「副業」を視野に入れているという流れも少なくないでしょう。働き方改革への取り組みは既存社員に対してだけでなく、新卒採用も視野に入れて考える必要がありそうです。

【無料】実際に会える学生リストをダウンロードできます

Jobwebユーザーインタビューは、検索不要の対話型スカウトサービス 「インタレスト」の回答者を対象に実施しています。 森本さんのような学生に会ってみたい、そんな学生のリストが欲しいという企業様は学生リストを、以下よりダウンロードいただくことが可能です。


検索不要対話型スカウトサービス 「インタレスト」のご案内

検索不要の対話型スカウトサービス 「インタレスト」とは、就職活動サイトJobwebの学生会員の中から、ターゲット学生を発掘し、コミュニケーションを取ることができる対話型スカウトサービスです。 通常のスカウトサービスに必須の複雑な検索設定や大量のメール送信の手間なしで、自社のターゲットと接点を持つことができます。 ご興味をお持ちの方は、以下よりサービス詳細資料をダウンロードください。

この記事を書いた人
千葉 直子
千葉 直子

株式会社ジョブウェブ プランナー

1984年新潟県生まれ。2006年に大学卒業後、銀行に入行。その後、(株)ガイアックスやクックパッド(株)にて、採用チーム立ち上げ、人材育成、組織開発、企業広報、総務など幅広く担当。2017年2月にジョブウェブ入社し、人事経験を活かし、企業の新卒採用を支援。また、フリーランス人事として、採用、研修、制度設計などを通じてカルチャーをつくっていきたい企業の支援を行い、「個人を活かす組織づくり」に挑戦している。

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